10月16日・17日の2日間、石垣市商工会議所観光課の今年度の視察研修で、神戸を訪問しました。テーマは「防災」でした。
初日は、曳船や観光船などの港湾サービスを手掛ける渡辺氏のご講話を伺いました。渡辺氏は、1995年1月17日の阪神淡路大震災直後に海上交通の確保に尽力された経験をお話しくださいました。その後、震災当時の岸壁を保存している神戸港周辺や関連展示施設をご案内いただきました。
2日目は、前林教授より「宿泊施設における防災マネジメント」についてご講義いただきました。教授は、防災対策を「旅行者への安心提供」や「地域の魅力づくり」の一環として位置づける重要性を強調されました。特に、地震や台風による長期停電などを想定した備えの重要性を学びました。参加者一同、前林教授を石垣にお招きし、より多くの方に知見を共有いただきたいと感じました。
午後は「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」を訪問し、震災前後の神戸の様子や、防災意識を高めるための展示を拝見しました。最新の技術を活用した展示や被災者による語り部コーナーなど、充実した内容で、関西を訪れる方にもぜひおすすめしたい施設です。
真剣な学びの合間には、神戸の美味しい食事も堪能しました。温かく迎えてくださった神戸の皆さま、石垣市商工会議所や同行の参加者の皆さまに心より感謝申し上げます。今回で、観光課の視察研修への参加は4年連続となりました。


