数年前から、沖縄しまくとぅば普及センターが行ったしまくぅば講師育成講座に参加していました。講座の完了後、同じ講座に参加したメンバーで、SSAと省略される「スマムニ・シンシー(先生)・Association」の集まりを一緒に活動してきました。その結果、今年7月に、石垣市にある小学校の三年生に、スマムニを教えることになりました。スマムニというのが、与那国以外の八重山諸島のくとぅば(言葉)をさします。ユネスコは、スマムニを日本の8つの消滅危機にある言語・方言の1つとして認定しています。
この小学校は、三年生は三組もあり、SSAのメンバーでペアを組んで、スマムニを教えました。7月には、第三回までの従業を担当しました。簡単な自己紹介や身体の部位を覚えたり、スマムニの歌を歌ったりしていました。子供たちは覚えるのが早いですね。三週目ぐらいから、子供たちも「クヨーマナーラ!」で元気よく、挨拶してきました。スマムニを通して、地域のことを知って、誇りを持つ狙いとともに、共通語に近いことばであるスマムニを始め、言語学習能力を高めたらいいですね。